完成に向けて最後の作業風景をレポートします。
仕上げ層の粘土づけをし、しっかり乾燥させる。
少なくとも7日間は。晴れの日ばかりではなく
曇りや小雨の日がある方が望ましい。(でも濡らしてはダメ!)
粘土が晴れで乾燥して縮んだり、湿っぽい天気で伸びたりした方が
完成後の形が安定するから。(気がするから)
乾燥すると、表面に下彫りの跡が現れる。
これを目安に本彫りをしていく。
見易いように青鉛筆で跡をなぞる。
その線の端末に細めの錐で穴を開ける。
つづけてその穴を繋ぐように彫刻刀の角刀で溝を彫っていく。
一通り彫り進んだら、今度はお手製の糸鋸とアイスバーの棒で作った
ミニ鋸で溝を貫通させる。
つづけて彫刻刀の平刀で溝の穴を広げていく。少しずつゆっくりと・・・。
合わせてヤスリ棒(丸)で端を削り整えたりして。
よく見ると、溝の場所ごとで幅が違うことにお気づきだろうか?
どこを太くしたり、また周りとのバランスでそれ以上太くしないよう
注意したり細心の神経をはらって求める形を導きだす。
時には、一度手を置き放置して、この作品が求めてる形が分かるまで
部屋の片隅に置いて眺めてたりもして・・・。
また、実は溝の断面にもこだわりを持って仕上げている。
それは、人が無意識の内に身近に見えるもの触れるもの感じるものを
自分の意識の中に取り込んでいる。好むと好まざるとに関わらず。
そのまるで粉雪が降り積もっていくような経験に・・・。
そして人は、何かを選んだり決断したりする時
なんらかの形で先程の無意識の経験がその選択の意志に影響を受けている。
と、私は考える。
だから、溝の断面にもそれは言えて
はにワンコ全体において、中の空洞と素焼きのような表面をつなぐ
この断面にも強く細心の神経を集中させ仕上げている。
気づかぬうちに貴方が溝の断面を味わっていることを願って・・・
それは、はにワンコにとってとても大切な要素。
私が、見てる人に送り届けたいメッセージが込められているから。
最後の最後、頭部の鼻先と耳部分を切除して無事完成へ。
以上で終わりです。
ご感想などお聞かせ頂ければ幸いです。
ではまた。





























































