2022/11/29
2022/12/02更新
2022/12/03更新
2022/12/05更新
2022/12/08更新
2022/12/10更新
2022/12/12更新
2022/12/13更新
2022/12/15更新
2022/12/16更新
2022/12/19更新
2023/01/01更新
〜〜〜
はにワンコ 干支ものづくり「うさぎ」編です。
来年の干支「卯年」のうさぎを
我がオリジナル作品シリーズ「はにワンコ」で
作ってみようと…。
まずは、
土台になる型の成形です。
油粘土で元型を作り、
そこに薄く伸ばした「おがくず粘土もくねんさん」で被い
乾燥させ土台になるベースを作ります。
ここでは、あまり形状にこだわりません。
というか、乾燥収縮が予測つきませんので
とにかく乾いて固くなってくれればOKなんです。
でも、生憎のお天気…雨で
思うように乾いてくれません。
いつもの事ですが、こればっかりは仕方ありません。
画像は、フォルム案が数種あるため
複数のベースを工作しています。
粘土が半乾きで中の元型(油粘土)を抜き、
風通し良くしています。
=====
2022/12/02
普段なら半日、数時間の行程。
生憎の天候で、乾燥に時間がかかってます。
今日はなんとか晴れ間がありそうなので、期待。
上下ひっくり返して、より乾燥効果を上げてみました。
2層目の粘土付けと凸凹部分の埋め立て作業を。
お見せしたいのが、余分な部分をハサミで切り取れることです。
薄く伸ばした粘土を切り取れます。
切り取った粘土は、すぐに丸めて他の粘土材料にまとめれば
再利用可能です。
今日は生憎のお天気ですが、
凸凹箇所の埋めならし作業を。
青鉛筆で修正箇所をマーキング。
◯は埋める、斜線は削り。
これを6点に。
それなりの時間を要します。
【粘土情報】
粘土の保管では、乾燥と温度に注意!
外気、温度を遮断し保管しています。
袋はぴっちり閉じて箱に戻し
スーパーマーケットで無料提供されている
発泡スチロールボックスに収納すれば
ある程度保存期間が延ばせます。
でも注意していただきたいのは、
発泡スチロールボックスはご使用前に必ず洗浄してください。
今日は、ウサギの耳を成長させました。
- 密封型=Aタイプ
- 貫通型=Bタイプ
とします。
Aタイプは先端部を切断し耳を成長。
Bタイプはそのままを成長させました。
どこまで伸びるのかな?
【粘土情報】 おがくず粘土もくねんさんは、やり直し修正が容易です。
乾燥硬化したら鋸、彫刻刀などで削りや切断ができます。
切断した部品も後からつなぎ合わせられます。
その時に接着剤は不要です。
おがくず粘土もくねんさん自身でつなげればくっつきます。
いや、むしろ木工用ボンドを使うより良いと私は思います。
つなぎ部分が同材料だから目立ちませんし、
強度も強い気がします。
Aタイプ
粘土入荷!
さあ行くゾー!
Aタイプの切断していた部品の接合。
両端に粘土づけ、それを接合します。
【粘土情報】
木工用ボンド使用せずとも
これで充分強度が出ます
注意するのは、粘土同士の粘着性が強いので
不注意に付けてしまうとはがすのに苦労します。
それだけちゃんとくっつければ強いということですね。
ここまででベース完成!
ここから各々のフォルム調整が始まります。
一つ一つのうさぎと向き合い、足したり引いたりして
完成を目指します。
ちょっとここで違う作り方のうさぎを作ることに。
体と耳、別々に作るタイプ=Cタイプ
正解がない作り方をしてますので
こういうことがよく起こります。
でも、耳を乾燥させ中の粘土を抜こうとしたら
抜けません。やっぱり…(汗
わかってはいたんですがね、やっぱりダメでしたぁ。
潔く諦め縦に切り開き、巻き戻して再乾燥。
Aタイプ、Bタイプは地道に制作進行しております。
でも、冬だからでしょうかねぇ〜?
これだけ良いお天気なのに一日干しても粘土が乾燥硬化してくれません。
間に合うのかなぁ?年賀状?
今日は朝から冷たい雨…
生憎のお天気で粘土工作もお休み…?
と思いきや、こういう時の方が
都合がいい作業もありまして。
一つ一つの作品をじっくり見ての凸凹修正がそれ。
粘土の乾きが悪い分
ゆっくり時間を掛けて作業ができます。
数が多いと その作業も時間がかかりますから。
明日の天気予報(晴天)を信じて…。
修正前
=====
ここまででABC各タイプ合わせて7点。
全ての表面凸凹ならし作業を済ませ、ラスト前の粘土付けを。
おがくず粘土もくねんさんを約2mm位に薄く伸ばし、全体を包み込むように重ねます。
乾いてない粘土同士をくっつき合わないよう気を使いながら
凸凹がないように、まるで指圧マッサージするかの如く表面を指でモミモミ♪
それを7点に。
その粘土付け作業を終えるだけで、ほぼ一日かかってしまいました。
これで粘土の厚みが5mmくらいまでになりました。
逆に一発で肉厚な作りをすると、粘土の表層と内部で乾燥の差が出て
空(す)が立って強度がもろく、この後の彫り込み作業で
後乾燥収縮で変形してしまうことがありますから、
こういう作り方をしています。
今日の作業は、とても繊細な工程です。
それは、ひび割れ防止。
以前「ゆらりんトビハゼ」制作時に起きたひび割れ事例。
背びれの根本に発生したひび割れ。
原因は、形状による乾燥収縮時間の差。
ヒレの先端部が早く乾き、根本部の粘土を引っ張ったため起こったものと考えられる。
解決策は、先端部と根本部の同時乾燥(収縮)。
そのためには、同時に乾燥する状況を考える。
その姿勢、日当たり場所に工夫が必要。
試行として、横置き(A)と上下逆さま姿勢(B)を試す。
(仮説:重力による水分の下降を想定しそれを回避するため)
場所も直射日光を避け、室内の北側部屋に置き
ゆっくり乾燥させてみることにした。
あと、こまめに根本部の地均しをする。
ひび割れる前に粘土を伸ばし広がるように。
さ~て、巧く行くといいのだが…?
上下逆さは、谷間の乾き方が変わりませんでした。
別作業で粘土重ね付けとし対象外としました。
ただその乾燥姿勢を「横向き吊るし」を試してみましたので
こちらの結果は後日に報告します。
おがくず粘土もくねんさん乾燥収縮の一例
油粘土で原型を作り、おがくず粘土を重ね付けしました。
厚み2mm弱の薄めで。
直射日光4時間乾燥。
ぱっくり亀裂が入りました。
直射日光で乾燥させたのがいけなかったのですが、
お分かりいただけたましたでしょうか?
(また粘土重ねの均一化が出来ていなかったのも亀裂の要因)
中の原型(油粘土)を抜き取り、亀裂をつなぎ
粘土重ね付けしました。
再生能力の高さもおがくず粘土もくねんさんの利点です。
無事、作品が完成しましたので
明日2023年1月1日元日に公開します。
新記事にて公開する予定です。
では、皆様良いお年を!
制作最後の工程「削り出し」風景です。
完成作品「はにワンコ うさぎ」は新記事にて
公開しています。
どうぞご覧ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿